2018-04-12 17:59

ガラス

芸術とは少し違うかもしれませんが、今回はガラスについて話したいと思います。

今では当たり前のようにあって、メガネや窓ガラスなど私たちの生活に欠かせないガラスですが、ガラスはいつの時代から存在してるか知っていますか?答えは紀元前5,000年前のエジプトで誕生したと言われています。今ではありえないことですが、当時はガラスと宝石が交換されるほどの価値でした。

日本に伝わってきたのは弥生時代のようですが、加工されだしたのは飛鳥時代で勾玉などが作られるようになりました。当時はこのような簡単な作りの加工品しか作れませんでしたが、ガラス加工の技術は進歩し、今では様々な複雑なガラスの加工品が作れるようになっています。

北海道の観光地として有名な小樽では、ガラス工房がいくつもあり、たくさんのガラス工芸品が作られています。とても高い技術で作られているものもありますので、訪れた時はお土産にいかがですか?

2017-07-11 11:20:44

映画

他の古代、中世から連綿と続く芸術文化に比べればはるかに歴史は短いですが、映画も今や芸術のひとつとして数えられるべきものでしょう。

映画の起源は19世紀。動画の撮影、上映の技術を開発したのは、おそらく世界で最も有名な発明家であるエジソンですが、それをスクリーンに投影する今の映画の形を作ったのは、フランスのリュミエール兄弟でした。そのため、彼らは「映画の父」と呼ばれているそうです。

初期の映画はサイレントのみでした。音声付きの「トーキー映画」が出るのは1920年のことです。とはいっても、当時はチャップリンをはじめとするサイレント映画の最盛期でもあり、トーキー映画が主流となるのは1930年代になります。

日本では映画は明治時代に伝わり、「活動写真」として公開されています。日本における初の活動写真の公開は1899年。映画の歴史の中でも意外に初期段階から日本製の映画があったのです。日本映画を世界的に有名にしたのは、1951年ヴェネツィア映画祭でグランプリを受賞した黒澤明監督の『羅生門』でしょう。

サイレントからトーキーへ、モノクロからカラーへ、特撮からCGへ。今では立体映像で楽しむことができる映画まで生まれています。19世紀末から21世紀初頭の現在までの短い歴史の中でも、目まぐるしく発展を遂げているのが映画という「芸術」なのです。

2015-06-12 10:04:33

神楽

これから夏になって夏祭りで見られる事も多い神楽。

前回紹介した歌舞伎に比べると、人に見せるものと神に捧げるものということで、古くからある分新しい演目が増える事は少ない様で、一番新しいものでも1964年に東京オリンピックに合わせて作られたものの様です。

歴史は大変古く、古事記・日本書記で天の岩戸にアマテラスが隠れた際に、アメノウズメがその前で舞い踊りアマテラスを誘い出した事が起源と言われているそうです。

昔から日本人は踊りが好きだったのかもしれませんね。

神楽は神楽歌に合わせて有職衣装の人々が舞いますが、この有職衣装は神社によって同じ演目でも違いがあって、見比べてみるのも楽しいです。

神楽自体も様々な種類があり、分類も難しいのですが私の好きなものをいくつかご紹介します。

【稚児舞】は子供達が舞う演目なんですが、慣れない化粧をして衣装に包まれた子供たちが緊張した面持ちで舞うのを見ていると、こちらまで緊張してしまいます。

【蘭陵王】は戦に出る王の姿をあらわした舞で、豪華な衣装と不思議な面をつけた姿はとても迫力があります。

もし近くで見れる機会がありましたら、是非一度鑑賞してみて下さい。

古くから長く続く伝統の素晴らしさにきっと感動できると思います。

2014-04-04 11:49:38

歌舞伎

歌舞伎は、日本の伝統芸能で、400年の歴史を持っています。

歌舞伎は演劇・舞踏・音楽・衣装・四季・歴史など、日本のさまざまな魅力がふんだんに詰まった舞台です。

歌舞伎で演じられるのは主に「時代物」という戦国時代をはじめとする戦などの武士の物語、「世話物」という江戸時代を中心とした町人の人間味あふれる物語などです。

歌舞伎の舞台全てに共通しているのが女役も含め全て男性のみで演じられることです。

歌舞伎で男性が演じる女役は「女形」と呼ばれ、女性らしいしぐさなど、演じ方を何年も追求してきた結果、彼らは本当の女性あるいはそれ以上に女性らしく演じることができるのです。

これが歌舞伎の一番の魅力だという人も多くいます。

また、観客席から舞台に続く「花道」を役者が通ったり、花道で演技をしたりなどする場面もあり、観客は間近で役者を見ることができたりします。

このような仕組みから、舞台の最中、観客と役者が一体となって盛り上げる場面もあるのです。

歌舞伎を観たことがない人も多いかと思いますが、日本の魅力あふれる芸能なので、ぜひ一度観てみることをおすすめします。

2014-03-13 15:24:25

オペラ

僕はいわゆる芸術というものには全く持って疎く、またさほど興味も無かったのですが、最近その魅力を始めて知ったのがオペラです。

友人がオペラが大好きで、一緒に見に行こうとしつこく誘うので、正直あまり気が乗らない中で見に行ったのですが、公演が終わる頃にはもうすっかりとその魅力に惹き込まれていました。

もちろんオペラがどういう芸術か、知識としては知っていたのですが、それまでは生で見たことは無かったのです。

実際生で見るまでは、オペラの特徴であるセリフで歌で表現することの意味が良く分からなかったのですが、あまりの表現力の豊かさに本当に驚かされました。

仕草や表情、セリフや衣装と言った一般的な舞台の楽しみに加えて、音楽での表現まで楽しむことができるので、本当に見所が多く、真剣に目を向けるとあっという間に虜になってしまうほどの魅力を持った芸術です。

今では、常にインターネットで公演の情報をチェックするほどハマっています。

2014-03-06 04:08:30

油絵

西洋の芸術や美術を語る上で避けては通れないのが、油絵です。

顔料を油と練り合わせた物を塗って描くという技法の一つです。

日本画や水彩画との大きな違いは、何度も塗り重ねて描く事が出来る事です。

そして、実際に絵を描く際は、描いては乾かし、またその上に色を塗り重ねという事を繰り返す為、時間がかかる事が多いです。

厚く塗る程乾きにくくなりますが、あえて厚く塗る事で、筆のタッチなどを残したりする技法もあり、その表現方法が様々なのも油絵の魅力です。

芸術を勉強したいと思う人の中には、何度も重ねて描く事ができるのはいくらでも修正できて便利と感じるかもしれませんが、重ね過ぎるとひび割れしやすくなったり、何かと大変な物でもあります。

描き上がった物を鑑賞する際にはさほど気にならないのですが、製作工程ではかなりの匂いがするのも特徴です。

西洋の宗教画や印象派の絵画など芸術性が高い作品が多いのも油絵の特徴です。

実物を見れる際は、遠くから全体像を、そして近くでそのタッチ等を楽しみたいものです。

2014-02-27 12:01:33

クラシック音楽

皆さんは芸術を楽しんでいますでしょうか。

絵画や彫刻、写真など一口に芸術と言っても様々なジャンルのものがあり、それぞれ奥深い魅力がありますが、僕が現在夢中になっているのがクラシック音楽です。

僕は元々毎月何枚ものCDを購入するほど音楽が好きではあったのですが、最近まではポップスとロックだけで、クラシック音楽には見向きもしていませんでした。

しかし、疲れて帰宅して部屋でぐったりとしていた時に、テレビでたまたまクラシック音楽のオーケストラ演奏を目にし虜になったのです。

これまではあまりにハードルが高すぎると言うイメージを持っていたのですが、そんな先入観を取り払って純粋に耳を傾ければ、展開が本当に豊かで、身体の疲れを癒してくれたり、奥底から活力をみなぎらせてくれたりなど、凄いエネルギーを与えてくれるのです。

考えてみれば、何百年も前の曲が今もなお色褪せず、世界中で愛され続けているというのは本当に凄いことと言えます。

“芸術”と変に肩肘を張らず、これからもクラシック音楽を楽しんでいきたいです。

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