2015-06-12 10:04:33

神楽

これから夏になって夏祭りで見られる事も多い神楽。

前回紹介した歌舞伎に比べると、人に見せるものと神に捧げるものということで、古くからある分新しい演目が増える事は少ない様で、一番新しいものでも1964年に東京オリンピックに合わせて作られたものの様です。

歴史は大変古く、古事記・日本書記で天の岩戸にアマテラスが隠れた際に、アメノウズメがその前で舞い踊りアマテラスを誘い出した事が起源と言われているそうです。

昔から日本人は踊りが好きだったのかもしれませんね。

神楽は神楽歌に合わせて有職衣装の人々が舞いますが、この有職衣装は神社によって同じ演目でも違いがあって、見比べてみるのも楽しいです。

神楽自体も様々な種類があり、分類も難しいのですが私の好きなものをいくつかご紹介します。

【稚児舞】は子供達が舞う演目なんですが、慣れない化粧をして衣装に包まれた子供たちが緊張した面持ちで舞うのを見ていると、こちらまで緊張してしまいます。

【蘭陵王】は戦に出る王の姿をあらわした舞で、豪華な衣装と不思議な面をつけた姿はとても迫力があります。

もし近くで見れる機会がありましたら、是非一度鑑賞してみて下さい。

古くから長く続く伝統の素晴らしさにきっと感動できると思います。

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